ねむの木子ども美術館「どんぐり」
ねむの木子ども美術館「どんぐり」
設計:藤森照信+内田祥士(習作舎)
肢体不自由児のための養護施設「ねむの木学園」の
生徒さんによる作品が展示されています。
レンタサイクルで山道を進み、ねむの木美術館に近くなるほど
茂みの中から「どんぐり」が姿を現します。
掛川駅からちょうど1時間で到着しました。
1時間に1本のペースでバスも通っているようです。
平日で来場者が自分のみだった為なのかとても静かでした。山奥にポツンと建っている建物が周辺の自然と相まって非常に神秘的な場所の印象が強いです。
遠くから建物を見ると外壁に植物の根が這ってあるように感じますが、
これは植物のイラストがちょうどよい間隔で裏の外壁まで描かれています。
ねむの木学園の生徒さんによって描かれたものらしいです。
館内一番奥の空間は床も壁も天井も真っ白の仕上になっています。
真っ白に加え、静かな空間なので足音を立てるのも
申し訳なくなるほどの緊張感がありました。
館内は写真撮影禁止ですので内部の様子をお伝えすることはできませんので
是非、行ってみてはいかがでしょうか。
ちなみにさらに山道を進むと坂茂氏設計の
ねむの木子ども美術館「緑の中」があります。
Ryu M.
現場進捗(横浜市 賃貸マンション)
今日は現在進行中の現場についてです。
横浜市の賃貸マンションでRC造6階建て、
総戸数は98戸で1階はテナントになっています。
現場は杭工事の真っ只中です。
敷地が広いので重機も豪快に移動しています。
今回は既製杭と言われるものを採用しています。
あらかじめ工場で製作した杭を現場で打ち込む工法です。
途中で継いで最終的には40m以上!
大迫力です。
建物の中でも杭は日の目を見ることがありません。
しかし地中で見えなくなってしまう部分だからこそ、
施工中の監理が重要であることをしみじみと感じました。
これから徐々に建物の形が出来上がっていく様子を
このブログでご紹介できればと思います。
ooshima
現場進捗(東京都練馬区 共同住宅)
秋も一段と深まり、朝夕は冷気が身にしみる季節となってまいりました。
ファミリータイプ27戸のRC造 5階建ての建物です。
現場は2階床の型枠工事中です。
7月の着工から杭打ち、基礎工事を経て、ようやく建物の外形が姿を表しました。
今回の外部仕上げのメインは打ち放し仕上げです。
打ち放し仕上げで重要になる部分の一つはパネル割です。
パネルの割り方次第で建物の表情は大きく変わってきます。
パネルのサイズは下記の2つを採用されることが殆どです。
600mm×1800mm×厚さ12mm
900mm×1800mm×厚さ12mm
パネルを縦に使うのか、横に使うのか、サッシの位置とパネルの関係性をどうするか、目地をどこに設定するのか など色々な検討が必要になります。
打ち放しというと、シンプルな完成形をイメージされることが多いと思いますが、シンプルを形にするには、実は様々な検討を要します。
そのため、工事を進めていくうえで、施工会社とのコミュニケーション(信頼関係)も重要な要素となります。
今回の計画も施工会社との様々な打合せを経てパネル割を決定しました。
型枠が外れた時にどのような表情を見せてくれるか楽しみです。
Shimada
現在進行中の現場
東京都内で学生寮の現場が進行中です。
地上9階建て、総戸数は101戸あります。
現在8階の床までコンクリートの打設が終わり来月初旬には上棟となります。
コンクリート工事と平行して内部の工事も進んでおり一番進んでいる部分は2階の住戸で床、壁、天井のボード張りまで終わっています。
外装工事も先月より着手しておりメインファサード部分のタイルが貼られました。
今回はレンガ調の落ち着きのあるタイルを選んでみました。
数ある仕上げの中からこのタイルを選んで正解だったか、イメージ通りの物に仕上げっているか、実際に施工されるとそんなことが頭をよぎり少し不安になりますが…
イメージ通りに仕上がっていたので一安心です。
まだまだ工事は続きます。次回は内装仕上げの様子をご報告できればと思います。
kinouchi
迎賓館赤坂離宮を参観しました
先日、四谷にある迎賓館へ行って参りました。
本館の建設は1909年、和風別館は1974年。
現在は公式行事が行われるほか海外からの賓客が宿泊もされるようですが、華やかな本館は国会図書館として誰でも出入りできた時代もあるとのこと。
宮城県に行ってきました!
こんにちは!
その現場の視察と打合せのため、日帰り出張となりました。
栗原市は、日中快晴で過ごしやすい陽気で、絶好の出張日和でした。
新幹線の駅を出たところにある建物です。
最上階に展望室ありそうなので、仕事終わったら行ってみたいと思います。
高所から見る景色は、きれいでしょうね~。
駅から車で20分くらいのところに現場があります。
現場からの景色です。
空気が澄んでいて、木々の生い茂り、所どころ紅葉も始まっています。
自然って素敵ですね~心が癒されます。
秋って感じですね~。
午前は、基本設計中の計画の打合せと現地視察。
午後は、実施設計中の計画の打合せと現地視察。
業務が終わって、気づけばもう日が落ちる時間です。
少し街を探検できればと思いましたが、時間がなく、どこも寄らずに駅に戻り、東京へ帰りました。
街の探検ができなかったのか心残りですが、滞りなく業務は遂行できたので、
まぁまぁの出張だったと思います。
実施設計がんばるぞ!
ちなみに、駅横にあった建物ですが、
最上階は展望室ではなくレストランで店を利用する人以外立ち入り禁止でした。
EJ
仕上げについて
停滞していましたブログが今週から再開します!
各スタッフがリレー形式で週一更新致しますので宜しくお願い致します!
外壁の仕上に『コンクリート打放し仕上』という仕上げがあります。
一時期は某建築家によりすごく人気がありました。
今でもミニマルデザインが好きな人には人気があると思います。
私が設計監理している住宅の施主も外壁にコンクリート打放しを要望されました。
その住宅の外壁が3個のBOXを組み合わせた形態をしているので3種類のコンクリート打放しを提案させてもらいました。
一つはパネコートと呼ばれる特殊型枠を使用した一般的なコンクリート打放し仕上
2つ目は杉板を利用したコンクリート打放し杉板型枠仕上
3つ目は三角リブ型枠を使用したコンクリート打放し三角リブ仕上
他にも工夫次第で色々な仕上ができると思いますので検討が必要ですね。
どの仕上もシンプルに見えるのですが施工するのはすごく大変です。
特に三角リブは現場泣かせの仕上です。
携わって頂いた職人の皆様ありがとうございました。
TAKA